ただ読んだ本を記録していくだけのここ

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南Q太のシングルマザー同居漫画が面白いし百合っぽい

南Q太の新作がシングルマザー同士の百合っぽくて最高に面白い。

Pop Life | ふんわりジャンプ

めんどくせえ旦那がいなくて、女子だけで子供を育てるパラダイス。それは「ピンクペッパー」の主人公、しょう子が旦那にイライラしているときに妄想していた、子供と自分だけで自由に暮らすパラダイスと似ている。

ピンクペッパー (1) (Feelコミックス)

ピンクペッパー (1) (Feelコミックス)

ピンクペッパー 2 (Feelコミックス)

ピンクペッパー 2 (Feelコミックス)

(2巻だったかな)
しかししょう子はひとりであった。
新作「pop life」は女子(シングルマザー)ふたりである。
ずっと一緒に暮らしていくという前提のもと、シングルマザーさくらと明海はふたりで新しい冷蔵庫を買っていた。

南Q太は、百合っぽさを匂わせるのがとてもうまい。どきっとする。
「ひらけ駒!」のレイ子先生とか、かなり際どかった。


私は百合に憧れがあり、精神的なつながりを持つ特別な存在の女の子、が欲しいと思っていて、そういう存在がいれば私は物語の主人公になれるような気がする、そんな妄想を抱いている。
しかし物語の主人公になりたいと思うことは、基本的日陰者の自分にとっては恥ずかしいことであるとも思っているので、この願望は大っぴらにはできず、ふだんは鍵つきの箱の中に仕舞ってある。(大事なもの、というよりは人の目に触れさせてはならないものとしての仕舞い方)
時々、羨ましい女子同士の関係に触れると、箱の中から私はそれを取り出すのだった。

Pop Life | 第10話。これすごい好き。
さくらと明海が、一緒の布団で昼寝をする。暖かくて幸せな午後。眠る明海を見て、さくらは「明海さんお母さんみたい、私もお母さんだけど」「年いってからこんなふうな友達ができるなんて思わなかったよ」って思う。
あー、いいなあ。なんなのこの安心感。

独り身になって、しんどくなっても、新しいパートナーは、旦那じゃなくてもいいんだね。




で、百合とは関係ないけど、かえでって将棋やってて、「ひらけ駒!」の宝同様、南Q太の息子が思い出される。
私生活が漫画に滲み出る人なので、きっと息子さんも高校生になったのだろう…としみじみしてしまう。

1月読書メーター(2017)

全然更新できてなくて地味に(それはそれは地味に)ストレス。
読書メーターも二年めです。

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2336ページ
ナイス数:29ナイス

堕天作戦 2 (裏少年サンデーコミックス)堕天作戦 2 (裏少年サンデーコミックス)感想
アプリで読みすぎたので本買う。幼体成熟、それは永遠の輝き。
読了日:1月31日 著者:山本章一
こいいじ(5) (KC KISS)こいいじ(5) (KC KISS)感想
優の気持ちを無視はできない。
読了日:1月27日 著者:志村貴子
男子高校生とふれあう方法 (アクションコミックス)男子高校生とふれあう方法 (アクションコミックス)感想
完全にジャケ買いだが面白かった。後継者の子の成長過程をもう少し見たかった。
読了日:1月27日 著者:地球のお魚ぽんちゃん
夫のちんぽが入らない夫のちんぽが入らない感想
今まさにじぶんが「どうかしちゃってた時期」であるような気がするので、こだまさんのお母さんへのまなざしに救われる。
読了日:1月25日 著者:こだま
洗礼ダイアリー洗礼ダイアリー感想
文月さんのお母さんがなかなか強烈だと思った。そして文月さんはとてもかわいい。
読了日:1月23日 著者:文月悠光
かなわないかなわない感想
娘との距離感が自分と同じで胸が苦しくなったので私もインナーチャイルドを探してみたがどこにもいなかった。
読了日:1月23日 著者:植本一子
マンガ お料理再発見! (オレンジページムック)マンガ お料理再発見! (オレンジページムック)感想
土井先生のお料理の作り方、全部が腑におちる。イラストの土井先生かわいい。
読了日:1月20日 著者:土井善晴
蟷螂の檻 2 (onBLUE comics)蟷螂の檻 2 (onBLUE comics)感想
嫁が不憫かわいい。日出処の天子の大姫を思い出す…
読了日:1月19日 著者:彩景でりこ
蟷螂の檻 1 (onBLUE comics)蟷螂の檻 1 (onBLUE comics)感想
キャラクターの誰も彼もが育郎を追い詰めるために存在していて参ったが全ては親父が悪い。
読了日:1月19日 著者:彩景でりこ
サチのお寺ごはん 3 (A.L.C.DX)サチのお寺ごはん 3 (A.L.C.DX)感想
大豆の甘辛煮をぱくぱくと食べたい。
読了日:1月19日 著者:かねもりあやみ久住昌之青江覚峰
波よ聞いてくれ(3) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(3) (アフタヌーンKC)感想
ミナレのことは憎めない!
読了日:1月13日 著者:沙村広明
僕とサオダケの日々 (B`s-LOVEY COMICS)僕とサオダケの日々 (B`s-LOVEY COMICS)感想
クリスマス、女子の会話に感化されるリョウ!女子か!かわいい。平和。
読了日:1月7日 著者:会川フゥ
しょうがの味は熱いしょうがの味は熱い感想
息苦しい恋愛だ
読了日:1月7日 著者:綿矢りさ

読書メーター

「夫のちんぽが入らない」は、タイトルから察せられますけどとてつもない本でしたね、購入時、お店のレジで、立派なレジで、「夫のちんぽ」とデジタル表示されて、うっひょいとなりました。あ、ぜんぶポイント使ってください、なんつって長引く。クソオシャレな蔦谷書店で買ったんですけどまあこれが見つからなくて。「おいおいオシャレにちんぽはいらねーってか」と毒づきたくなるようなそんな見つからなさぶりでした。すぐ近くにある街の本屋さんなんか平積みどころか特設コーナー設けられてたってのにどうよと思う。(ポイントを使いたかったのでどうしても蔦谷でないとだめだったんだ)
内容もすさまじく、作者のこだまさんの薄幸ぶりが際立っていたし、大学の時の夫さんのあだ名が「中学生」(中学生のジャージを着ていたから。大学生でよ!?)ってエピソードすごい。夫さんは、たぶんすごい「変な人」だ!と思わずにはいられなかった。
あ、これ別記事にする案件ですね、すみません。
しかしこの本のおかげで大手を振って、ちんぽちんぽ言えるのでありがたいですね。あんまり言ったらいけないかな。

作者のこだまさんが、好きな本、としてブログで紹介されていた文月悠光、植本一子さんの本も、とても面白かった。

蟷螂の檻、は昭和暗めBL、座敷牢に隠された子が絡み殺人事件が起きてもおかしくない名家のごたごた。(そしてそこに名探偵がきてもいい)
皆でよってたかって真面目な主人公を袋小路に追い詰めている感。不憫すぎる女子(BLにおける嫁、という路傍の石…)は丁寧に描かれており可愛く不憫で、なんとかしてやってくれと思う。BLなのに。

土井先生のレシピは色々作りたいと思う。

などと言っていますが「堕天作戦」がいちばんアツいです私のなかで。

12月読書メーター(2016)

あけましておめでとうございます。っつってもう7日。給食で出た七草粥がめちゃんこマズくて苦痛だったことを思い出します。
お正月は、好きなお正月シーンがある漫画の記事を書きたかったのですが、黒豆やかずのこを皿に盛り、していたら正月が終わっていました。

読書メーターは続けます。
2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:3314ページ
ナイス数:60ナイス

鬼は笑うか (マーブルコミックス)鬼は笑うか (マーブルコミックス)感想
17歳の息苦しさよ…生理の呪いはかなり重かった。
読了日:12月22日 著者:木村ヒデサト
大胆不敵ラブコール (バーズコミックス リンクスコレクション)大胆不敵ラブコール (バーズコミックス リンクスコレクション)感想
学ランは画面が締まる…けど、学ランからブレザーになる垣本もいいね!
読了日:12月21日 著者:塔サカエ
あさって朝子さんあさって朝子さん感想
エ~デルワァ~イス
読了日:12月20日 著者:伊藤理佐
傘を持て (バンブーコミックス 麗人セレクション)傘を持て (バンブーコミックス 麗人セレクション)感想
タイトルが大好き。作者もびびる畑中のキャラ、ぶっとんでて良い。
読了日:12月16日 著者:たうみまゆ
乙嫁語り 9巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 9巻 (ビームコミックス)感想
刺繍中のパリヤの顔がゴルゴみたいだった…
読了日:12月15日 著者:森薫
WHITE NOTE PAD 2 (フィールコミックスFCswing)WHITE NOTE PAD 2 (フィールコミックスFCswing)感想
別人になっていく自分と、別人になっていく元自分、読んでいて切なかったけど、新しく生まれ変わるのは悪いことじゃない。ふたりの、元自分同士という新しい関係も温かな感じで終わってよかったと思う。
読了日:12月15日 著者:ヤマシタトモコ
傘寿まり子(1) (KCデラックス BE LOVE)傘寿まり子(1) (KCデラックス BE LOVE)感想
家族がいても安定するわけじゃない。80にもなって仕事し続けるまり子さんはすごい、と思う。
読了日:12月15日 著者:おざわゆき
こちらあみ子こちらあみ子感想
子供の頃の暑苦しさやわけのわからなかったあの子、不潔な感じや感情の爆発を思い出して息苦しい小説だった。好き
読了日:12月14日 著者:今村夏子
たーたん 1 (フラワーコミックスアルファ)たーたん 1 (フラワーコミックスアルファ)感想
うさぎドロップみたいになりませんように…と思いながら読む…ならないか。いまのところ、鈴ちゃんはお母さんが恋しい。
読了日:12月9日 著者:西炯子
透明なゆりかご(4) (KC KISS)透明なゆりかご(4) (KC KISS)感想
子供のとき、反省文を書いてばかりの沖田さん自身の生き辛さもなかなか気になった。寝転んで足を空に向けて歩く遊びはかわいかった。
読了日:12月9日 著者:沖田×華
ひとり上手な結婚 (講談社文庫)ひとり上手な結婚 (講談社文庫)感想
山本文緒伊藤理佐も好きなのでふたりの仲良しエピソード読めてよかった。
読了日:12月7日 著者:山本文緒,伊藤理佐
逃げるは恥だが役に立つ(8) (KC KISS)逃げるは恥だが役に立つ(8) (KC KISS)感想
きちんと報酬を要求するのは悪いことではないよね。最後、みくりが平匡さんに救済されてて羨ましい。
読了日:12月7日 著者:海野つなみ
亜人(9) (アフタヌーンKC)亜人(9) (アフタヌーンKC)感想
アニメの佐藤さんがとてもよいので、声がばっちり脳内再生されて楽しい
読了日:12月7日 著者:桜井画門
僕のセックススター (onBLUEコミックス)僕のセックススター (onBLUEコミックス)感想
黒髪男子がかわいいね。ルーズソックス男子はこの絵柄だから許されるのではないだろうか…
読了日:12月7日 著者:ためこう
貯まる生活―見えない未来にそなえる家計マネジメント術貯まる生活―見えない未来にそなえる家計マネジメント術感想
よっしゃOK!
読了日:12月6日 著者:林總
ボーイズラブ!  1 (onBLUEコミックス)ボーイズラブ! 1 (onBLUEコミックス)感想
3人の関係がどんどん変化していく。着地点がみえないからおもしろい
読了日:12月6日 著者:松本ミーコハウス
サチのお寺ごはん 2 (A.L.C.DX)サチのお寺ごはん 2 (A.L.C.DX)感想
豆腐のそぼろごはん…クソめんどいけどやりたいけどくちなしの実とか買ってらんねえから卵でいいかってなりそう
読了日:12月6日 著者:かねもりあやみ久住昌之青江覚峰
サチのお寺ごはん(1)(A.L.C.DX)サチのお寺ごはん(1)(A.L.C.DX)感想
とうもろこしの芯でだしをとりたい!
読了日:12月6日 著者:かねもりあやみ,久住昌之(原案協力),青江覚峰(監修)
きのう何食べた?(12) (モーニング KC)きのう何食べた?(12) (モーニング KC)感想
山田さん、抜けてそうで肝心なところで抜けてなくていいかんじ。
読了日:12月6日 著者:よしながふみ

読書メーター

たくさん読みすぎた。
レンタルがほとんど。
BLたくさん。私にしては。情報収集をした甲斐があった。
ヤマシタトモコの入れ替わりものは、本当にいいおわりかただったと思う。私は好き!
逃げ恥の、みくりを縛る「小賢しい女」という言葉を平匡さんが解いてくれたあのシーン大好きで、ドラマでもやってくれてほんとうに良かった。ドラマまじ面白かった。楽しめるコンテンツだった。

綿矢りさ、しゃもじ

これを読んだんだけど

しゃもじは必ず濡らしてね

というメッセージをわたしは、綿矢りさから受け取った。

主人公の女の子は、同棲相手の家での炊事、きちんとしゃもじを濡らしてごはんをよそっていた。

綿矢りさの何年か前の作、「勝手にふるえてろ」の主人公の女の子は、しゃもじを濡らさずにごはんを盛る女に憎悪を向けていたのを私はよく覚えている。
おかげさまでしゃもじを濡らすたびに私は綿矢りさを思い出すことになり、それってけっこう毎日で、私はちゃんとしゃもじを濡らしていますよ、と、綿矢りさに報告している。脳内で。

だから、またしゃもじが出てきて私は嬉しい。

私の読書感想文はズレている

最近非常にそう思う。
自分の読書体験を、全然、うまいこと文章にできなくて、始終スベッている感じがする。
自分のためだけに記録してるんだからいいんだけど、やはりワールドワイドに発信しているからには、うまいこと綴りたい欲が出てきてしまって、気になる。


まあ、原因はわかっていて、私は本を、「面」ではなく「点」で読んでいるからだと思う。
ストーリーを追うよりも、このコマが好きとかこのエピソードがむちゃくちゃいいとか、このキャラクターが好きとか、このセリフがいいとか、手の描き方がとか、このキャラクター、アディダスのスタンスミス履いてる!わかってる!とか、このそういう細かなところばかりをみていて、そしてそこばかりに感動し、本質を掴めていないのだと思う。(現に、あらすじを説明するのが無茶苦茶苦手だ。オメガトライブなんて梶くんのことしか語れないくらいのひどさ)


読書メーターを見ていると非常にそう思う。
特にBLなんかは、私が持つ感想はかなり的外れな気がしてならん。
私って正統に楽しめていなくない…?なぜBLを読んでいるんだ…?と問答を始めてしまう。まだこの問答は脳内をさ迷っている。
直近で、「大胆不敵ラブコール」というBLを読んだ。

大胆不敵ラブコール (バーズコミックス リンクスコレクション)

大胆不敵ラブコール (バーズコミックス リンクスコレクション)

面白かった。面白かった、というより、BL は、好みだった、という感想を持つ方が正解だと思っている。(ズレてる私の意見です)BLを読むに当たっては好みか好みじゃないか、が、面白いかどうかより先にくる。…気がする。
というわけで、「大胆不敵ラブコール」は好みでした。
で、私がこの漫画の感想を書こうとしたら、「制服」のことについてに終始すると思う。(あらすじ…?は大体表紙のかんじだよ!)
最初は学ランだったメインカップルふたりが、途中で攻の子が転校してブレザーになるのだけど、この学ランからブレザーに変わるという変化が、ものすごい作用を引き起こしていないか!?受の子はもう学ラン似合いすぎててそれはそれでよいとして、攻の子、ブレザーになったとたんに私は彼のキャラクター性というものががっちりと掴めたんだよ!と私はガーガーと力説したいのだけど、これって、あまりストーリーと関係がないのだよね…。
あと、あとがきの作者さんがめちゃくちゃテンション高くて、面白い文章だったのがかなり良かったんだけど、これもむちゃくちゃ小さな情報で、いらないよね…?
読書メーターで、他の人の感想も目を通すのだけど、制服がどうの言ってるの私だけ。あ、ズレてる私、と。ピンポイントすぎる、私。

読書で、どこに目をつければいいのか全然わからん!
けど、もう仕方がないのでズレたまんま、いきます。
これから綿矢りさ、読みます。
ピンポイントでよみます。