ただ読んだ本を記録していくだけのここ

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はらだ やじるし

BLでーす。

私は大丈夫(漫画のいちジャンルとして読める)だけれど、
世の中にはBLが嫌いな人もいる、
嫌いつうか見せんな絶滅しろと思ってる人もいることは、わかります。
私は芋虫が嫌いです。
嫌いつうか見せんな絶滅しろと思ってます。
うっかり写真を見たら心臓が「ドンッ!」ってなって全身に鳥肌が立ちます。
絵本の「はらぺこあおむし」も直視できないレベル、
だから芋虫画像には「閲覧注意」と前置きがあってしかるべし。
そんな私の芋虫無理!っていうのと同じように
BL無理!っていう人もいる、だからBLにも「閲覧注意」があってしかるべし…ですよね?
「人にはどうしても無理なものがある」という話なのですが、
だからいきなりなんの前置きもなくBL漫画の感想文をおっ始めるのも乱暴かなあと思いましたので
BL記事のときはいちばん最初に「BLでーす」と前置くことにしました。それだけ。(「閲覧注意」じゃないんかい)
あんまり親切じゃないっすね。

では。

やじるし (シトロンコミックス)

やじるし (シトロンコミックス)

表紙がホラー。サスペンス。
帯に「下衆エロス」とある…いや、だから読んだんだが…

怖い!怖い怖い!やばい!
「怖いやべえ」と思うために読んだから正解なんだけど、「人としてアウト」みたいな…そんなヤバさをかんじる…のがある…
「フィクションであることに感謝」みたいな、なんかそういう境地に至る…のがある…

「痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で」の痴漢されてる彼、いつか自殺するんじゃ…
自殺とはいかないまでも後々の人生に多大なる影というか闇というかトラウマ、を残すはずだ…
こんなふうにキャラクターの将来を心配してしまうほど、エゲツない話だった… 
仕掛人の少年の
「今日もありがとうございました
明日もよろしくおねがいします」
は怖すぎ、明日もか。毎日か。
清々するくらいエゲツなかった。
ハッピーなエンドは訪れない…

「やじるし」、「ひきずる音」はまだかすかに愛があるはず、と思える感じだし、
「歪みはじめ」は洗脳、でヤバげだがまだ痴漢よりはいい、ぜんぶマイルドにみえる。
痴漢は…だめだよ…
BLはファンタジー、と分類している私だがリアルに「だめだよ…」と思ってしまった。

あ、でも、面白かったです。狂気!

前置き長いわりに大した感想じゃなくてごめんなさいね。
あと、この漫画のタイトルをみてたら「デザインあ」でやくしまるえつこが歌ってる「やじるしの歌」がエンドレスで頭に流れる私はEテレファン。
やじるしやじるしや、じ、る、し。