ただ読んだ本を記録していくだけのここ

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水谷愛 遠野りりこ マンゴスチンの恋人

マンゴスチンの恋人 (フラワーコミックススペシャル)

これもわたしのアンテナに引っかかる。

「セクシャルマイノリティーの4つの恋」ときたもんだ。

ハイハイ、読みます、読みますよ…

マイノリティ大好きだよ。

 

1話めの「テンナンショウの告白」がいちばんぐっときた。

美少女ミモリとチビオタ地味男、雪村くんの恋。

マイノリティポイントは、

このチビオタ地味男はもしかしたら自分は男でも女でもない

インターセックス」ではないかと悩んでいるところ。

 

ふたりとも、男女の関係にウンザリしていて、

もう流行っていないアーティストが好き。

そういう共通の思想、思考でふたりの結びつきは強くなり、

雪村くんは、自分が男なのか女なのかわからないまま、

「女の子になったら、瀬尾さん(ミモリ)とずっと一緒にいられるのかなあ」とか思う。

かーわーいーいー。

 

女子のミモリのほうが背が高いところもいい。

(また体格差のことを言っている)

 

少女漫画のお約束、

雪村君は「チビオタ地味男」というキャラ設定だけど

チビオタ地味男に非ず、

「ただ眼鏡をかけている、小柄な美少年」なんである。

そんな、あーた、マジもんの「チビオタ地味男」だったら

ロマンス始まらないでしょうよ。

あと、普通で目立たないはずの女子もガッツリかわいいよね。

 

で、そんな美少女美少年だらけの少女漫画のあのこらは、

やれカラオケだマクドナルドだダブルデートだっつって豪遊してるけど

そんな金どこにあるんだろう。

小遣い?やっぱりバイトしてるのかなあ。

 

私の高校生活を振り返ってみると、

放課後、休日も部活(陸上)に明け暮れ、

終わったら終わったで腹ペコだけど

買い食いする潤沢な資金もないし

帰路にあるパン屋の前を心頭滅却で走り抜け

頼りはお母さんの作った晩ごはんのみで

今日のおかずはなんだろう、味の濃いものでありますように!

と電車に乗りながら願う…(電車通学だった)

 

そんな生活だったんだけど?

(部活引退後はもちろん図書室通いだ。塾にも行ってなかった)

 

私の出身が田舎であることを差っ引いても、こんなに差、ある?

なんなんだ、どっちがグローバルスタンダードだこのやろう。

 

少女漫画に悲しいツッコみでした。