高野文子 しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん
しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん (幼児絵本シリーズ)
- 作者: 高野文子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2014/02/05
- メディア: 単行本
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娘(2才)と一緒に図書館で絵本を吟味していたら、「高野文子」という著者名が目についたので借りてきた。
絵本も描いてるのかーと思う。ほかにも、「もやしもん」の絵本とかあってびびる。絵本コーナーは果てしない。
絵本なので、どうという話ではない。
表紙の少年が、しきぶとん、かけぶとん、まくらに己の安眠を頼む。ふとんどもは、「まかせろまかせろおれにまかせろ」とはりきり、かくして少年はふとんどもの奮闘努力により安眠を獲得し、最後にはふとんどもに感謝の意を示すのだ。「まかせろまかせろおれにまかせろ」が声に出して気持ちいいかんじだ。
低年齢向けの絵本は、内容というより、リズム感が大事なんだな。
大人も音読して楽しいものが、良い絵本だと思う。
「ノンタン」なんかは、とっても読みやすい。リズミカルに読める。人気の所以ここにあり。
私は、福音館書店のブルーナの絵本、「うさこちゃん」シリーズも読みやすくて好きだ。ミッフィーじゃないよ、うさこちゃんだよ。
逆に、くそつまんねえと思うのが、アニメを絵本にしたものだ。クソほどつまらん。物語を早く消化することしか考えてない文章。アニメのワンシーンを切り取って、貼っつけただけの絵。読む気にならん。
そしてまた高野文子に戻るのだけど、新刊が出てましたね。ドミトリーともきんす。
カラオケ喫茶ばかり目につき、午前から酒かっくらって駅の前に集う小父さんたちが楽しげな私の街の本屋には置いてないだろうと思ったら2冊も置いてあってびびった。しかもでけえ。びびった。
漫画コーナーでなくて、一般の文芸書の並びにビニールかけないで置いてあった。だから「しめしめ」と、ぱらぱら読んでみたんだけどぱらぱらで理解できる高野文子ではなかった。そうっと棚に戻す。
それから、私は本屋に行く度に、「ドミトリーともきんすチェック」をしているのだけど、文芸書新刊コーナーに2冊とも鎮座ましまして幾日、幾週間。
新刊じゃなくなったらどこへ行くんだろうと心配している。あの大きさで、どこの棚へ行くのだろう。