ただ読んだ本を記録していくだけのここ

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2017読書メーター(2017)

7月はとてもよい読書ができた、と思います。
思えばクマと闘う話ばかり。「邂逅の森」「羆嵐」「ゴールデンカムイ」は本当に面白く、私やっぱりマタギが気になりすぎる。
BLではすてきな作家さんをみつけました。絵がレトロかわいい。
百合も読もうと息巻き読んでみた「荊の城」は愛憎渦巻くミステリーでした。19世紀のイギリスは薄暗くじめじめっとしているようです。「モード・リリー」という名前が好きでした。
引き続き、マタギ関連の本を読んでいきたいと思います。
7月の読書メーター
読んだ本の数:23
読んだページ数:3291
ナイス数:92

凪のお暇 1 (A.L.C.DX)凪のお暇 1 (A.L.C.DX)感想
しんどい会社や恋人から逃げて、何もない六畳に住む凪の生活、ものすごいキラキラして見える、あのなんのしがらみもない生活はパラダイス。それを茶化しに来る元恋人、君も病んでいるのかもしれないが嫌い、ほんとうに放っておいてほしい…しかし彼の存在がかなり効いていて面白いのも事実…
読了日:07月31日 著者:コナリミサト
荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)感想
スウとモードが仲良いエピソードが読みたかった…ずっとすれ違いだったし。映像もみてみたい。
読了日:07月29日 著者:サラ・ウォーターズ
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)感想
第二部からとても面白くなる。19世紀のイギリスがどんなにジメッとしているかがよくわかった…
読了日:07月29日 著者:サラ・ウォーターズ
ゴールデンカムイ 10 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 10 (ヤングジャンプコミックス)感想
二階堂がとうとうサイボーグに…
鶴見中尉一派のイカレ具合も相当でたのしい。
読了日:07月25日 著者:野田 サトル
ゴールデンカムイ 9 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 9 (ヤングジャンプコミックス)感想
チカパシという勃起少年かわいい。白石の杉元に殺される妄想怖すぎ。そんな刺される!?刺されるかあ~!
読了日:07月25日 著者:野田 サトル
ゴールデンカムイ 8 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 8 (ヤングジャンプコミックス)感想
江渡貝くんがカオスすぎて微笑むしかない。二階堂なんで和太鼓打ち鳴らしてたの。
読了日:07月25日 著者:野田 サトル
ゴールデンカムイ 7 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 7 (ヤングジャンプコミックス)感想
生首さえもどうでもよくなる展開…ヒグマにひっかかれて焼きナス傷、オッサン同士のメロドラマ、何の話だったかわからなくなるよ
読了日:07月25日 著者:野田 サトル
ゴールデンカムイ 6 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 6 (ヤングジャンプコミックス)感想
食べてもいいオソマ。
珍しく美女出てきたと思ったら秒でオッサンと判明。
読了日:07月25日 著者:野田 サトル
羆嵐 (新潮文庫)羆嵐 (新潮文庫)感想
烏合の衆と化した男たちに対して、区長が見た、獲物を捉える銀四郎の姿がかっこいい。胃の中を調べるの凄くこわかった…
読了日:07月24日 著者:吉村 昭
ゴールデンカムイ 5 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 5 (ヤングジャンプコミックス)感想
谷垣が活躍してる!そして煌めくおっさんたち…
谷垣に二瓶鉄造の「勃起!」が移ってて嬉しい。アイヌのバンダナも似合ってるよ!
読了日:07月22日 著者:野田 サトル
ゴールデンカムイ 4 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 4 (ヤングジャンプコミックス)感想
マタギキャラの谷垣助かって良かった…!まだマタギ魂見せてくれよ。
あと、ギャグシーンの表情の作り方にうすた京介を感じるのは私だけですか。
読了日:07月22日 著者:野田 サトル
ゴールデンカムイ 3 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 3 (ヤングジャンプコミックス)感想
マタギ好きの私としては二瓶鉄造と谷垣が出会うこの巻めっちゃ好き。ぬははは…勃起
読了日:07月22日 著者:野田 サトル
ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックス)感想
レタラかっこよすぎ。
色々生で食べてもいいんだなって希望がわいてくる。いつか「アシリパさんこれ生で食べてたよな」って思い出してなんでも食べて山で生き延びてみたい。
読了日:07月22日 著者:野田 サトル
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
人皮を集めるとかかなり猟奇的なのにそれはさておきアイヌとかヒグマとか生で脳みそ食うとかてんこ盛りなので楽しい面白い
読了日:07月22日 著者:野田 サトル
鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)感想
絵がかわいい!
読了日:07月20日 著者:吾峠 呼世晴
白い薔薇の淵まで白い薔薇の淵まで感想
全員がぶっとんでると思った。もちろん喜八郎、君もだ。

読了日:07月18日 著者:中山 可穂
無罪世界 (ビーボーイノベルズ)無罪世界 (ビーボーイノベルズ)感想
ジジイとババアがいい感じすぎてジジイとババアが退場してから不穏の一途だったのでジジイとババア帰ってきて!って感じだった。
読了日:07月17日 著者:木原 音瀬
雑音 (バンブーコミックス 麗人セレクション)雑音 (バンブーコミックス 麗人セレクション)感想
どれもこれもいい趣味をしている…と思いながら読みました面白かった。あとがきにあった葬式BLってのすごい、いいですね。
読了日:07月15日 著者:春泥
月食奇譚 (EDGE COMIX)月食奇譚 (EDGE COMIX)感想
退廃しかない。殺し殺されみたいなのが好きなので良かった。
読了日:07月14日 著者:春泥
ガンバレ! 中村くん! ! (EDGE COMIX)ガンバレ! 中村くん! ! (EDGE COMIX)感想
全員がまんべんなくかわいい。
あと中村のパジャマの柄!
読了日:07月14日 著者:春泥
秘密 (Holly NOVELS)秘密 (Holly NOVELS)感想
最後の充の弟の話すごいよかった。よかったというか充の家族がきちんと苦しんでいたことがわかってほっとした。
読了日:07月14日 著者:木原 音瀬
1122(1) (モーニング KC)1122(1) (モーニング KC)感想
婚外恋愛許可制は別にいいと思いつつ家庭の中に恋愛中でキラキラルンルンの人がいるとイラッとするな…
読了日:07月14日 著者:渡辺 ペコ
邂逅の森 (文春文庫)邂逅の森 (文春文庫)感想
読んでいる間マタギになり息をひそめていました。マタギになれるとは。感動。
読了日:07月03日 著者:熊谷 達也

読書メーター

「借りぐらしのアリエッティ」の面白さがようやくわかった2017年夏

金曜ロードショーでやってた「借りぐらしのアリエッティ」を久々に見たんですけど、私、昔劇場で見たんですけど、当時感動しなかった全てが感動に変わっていて焦りました。
アリエッティ・最高におもろい。やっと気付きました。

初見では、アリエッティ、翔くんのふたりの印象ががぼやけたままだったんですよ。
アリエッティが小人すぎて、冒険が全て家の中で済んでしまうというスケールの小ささにちょっと物足りなさを感じていました。
スケールが小さい故に見いだせなかったアリエッティの魅力。
あと、翔くんの人となりが全然掴めず、アリエッティにしつこくせまりすぎで怖かった。グイグイいくなこいつ、アリエッティ逃げてと思っていました。


しかし今回、わかりました。わかりましたよ私は。
翔くんはこの映画のヒロインだったということに!
そうと決まればあら不思議、アリエッティの魅力も見えてくる!

翔くんは、心臓が悪くてあまり動けない、雨のなか庭を歩いていると「体に毒よ」などと言われる、小人を受け入れるというファンタジー好き要素あり…そんな男子です。
まるで少女漫画の病弱美少女みたいじゃないですか!!
家はお金持ちっぽいけど両親が不在っていうのもまさに薄幸。
決定的だったのは、終盤、猫のニーヤに促されてアリエッティのもとへ走る翔くんの走り方ですよ!!
息を切らせながらこけつまろびつ走るあの走り方は、今まで女の子がやってきたやつっぽくないですか?
もちろん翔くんは心臓が悪いのですぐに息は切れるだろうし運動もしてこなかったから走り慣れていないだろうし足元は悪いしつっかけだしでこけつまろびつなんでしょうけれども、それでも「ジブリのヒロイン走り」としか言えないような走り方を翔くんはしていました。
みんなそれをふまえてそのシーンを見てくれよ。(ジブリのヒロイン走りに定義はないんだけども…イメージです)

翔くんはアリエッティを助けるヒーロー的役割もしてるんですけど、それはアリエッティが小人で翔くんが人間だから可能だった、ただそれだけのことで、たぶんふたりが同じ体格であれば断然アリエッティの方が強いでしょう。
体格差で圧倒的有利だから翔くんがヒーローに見えただけで翔くん単体で見れば「悲劇のヒロイン」なんですよ。
自分は手術したってもうダメだオーラを纏っていたし(今までの人生辛かったんだろうなと想像できますね)、「最後の一葉」状態。

対称的に、アリエッティの活き活きとした姿。
お父さんについていきたがる行動派。剣(まち針ですが)を腰に差して戦うのも厭わない武闘派。
アリエッティは「かっこいい女の子」だったんだ…!
見える、見えるぞ…!アリエッティと翔くんが同じスケールだったとしたら、アリエッティに守られる翔くんの姿が見えるぞ…!(この妄想楽しいな!?)

まあ、だからなんだというと、ヒロインは翔くん、という目線で観たらとてもしっくりきた、というおはなしでした。

あとは、私は最近古い家を見るのが好きなので、舞台が最高でした。
あの屋敷!ステキすぎる。
アンティーク!アンティークなおうちだわよ鬱蒼とした緑に囲まれているわよ!!と私の古い家を愛でたい気持ちがぐわんぐわんに騒ぎ出すのなんの。
歴史を物語るものの多さや、あまり手入れされてない感が、とても小人が暮らしやすい家になっていますね。
そうすると、ミニマリストの部屋は小人、住まないでしょうね。物なさすぎて。隠れるとこないし、ものが無くなっていたらわかりそう。
面白いことに気付いたよ。

6月読書メーター(2017)

色々読みました。

「不滅のあなたへ」は、ストーリーの面白さも魅力なんですけど、フシが獲得していった形態、みんなかわいいってのも魅力。
少年はいわずもがな、マーチもレッシオオカミ(ジョアン)もオニグマさえも。かわいい~。
ためこうさんと高野ひと深さんの絵がきらきらでかわいく、どちらもコメディタッチなので平和。
木原音瀬さんは初めて読んだんですけど重みがすごく、質量はんぱない。

6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2205
ナイス数:45

不滅のあなたへ(3) (講談社コミックス)不滅のあなたへ(3) (講談社コミックス)感想
成長するの!?マーチのままでいたらマーチで成長するの!?
読了日:06月26日 著者:大今 良時
数寄です! 1数寄です! 1感想
漫勉で見たけど本当に素敵なお家だったんだよね。こんなに苦労されてたなんて…
読了日:06月18日 著者:山下 和美
家族が片づけられない (コミックエッセイの森)家族が片づけられない (コミックエッセイの森)感想
漫画だから気にならなかったけど、実際は本当に汚かったんだろうな、と作者の気持ちを考えたら泣きたくなる。家族がばらばらな方向を向いていると思った。
読了日:06月10日 著者:井上 能理子
プリンセスメゾン 2 (ビッグコミックス)プリンセスメゾン 2 (ビッグコミックス)感想
ほんと、いつ死ねるんだろうね。バカなこと考えてしまうよね。
読了日:06月10日 著者:池辺 葵
プリンセスメゾン 1 (ビッグコミックス)プリンセスメゾン 1 (ビッグコミックス)感想
既婚子育て中の自分は置いてきぼりにされている気分で、でもうっとり読んでしまう。
読了日:06月10日 著者:池辺 葵
なつめくんはなんでもしってる (ダリアコミックス)なつめくんはなんでもしってる (ダリアコミックス)感想
明るすぎるストーカーか…
読了日:06月10日 著者:ためこう
「す」のつく言葉で言ってくれ (ビーボーイコミックスデラックス)「す」のつく言葉で言ってくれ (ビーボーイコミックスデラックス)感想
会長が乙女。
読了日:06月10日 著者:高野 ひと深
箱の中 (講談社文庫)箱の中 (講談社文庫)感想
堂野の奪われまくる人生がつらく、喜多川のあらかじめ奪われていた人生もつらい…でもよかったね…と思えてしまう。すごい。
読了日:06月06日 著者:木原 音瀬
赤のテアトル (Feelコミックス オンブルー)赤のテアトル (Feelコミックス オンブルー)感想
「一人では歩けないハイヒール」…悪趣味でいいですね。あと178ページのミハイルおじさんに「うおっ!?」っとなった。
読了日:06月05日 著者:緒川 千世
ナオミとカナコナオミとカナコ感想
世の中にはこんなに監視カメラが設置されているのか、悪いことはできないな、と思った。
読了日:06月04日 著者:奥田 英朗

読書メーター

読書メーターには記録してないんですけど、6月は松岡なつき「FLESH&BLOOD」(BL小説、既刊24巻という強敵)を読破するのに執心しておりました。
執心しすぎてあまりの展開に心が一回折れましたが私は元気です。

安野モヨコ「ハッピーマニア」

安野モヨコの「ハッピーマニア」が電子書籍で全巻無料で読めたんですけど、安野モヨコの漫画は昔のもの(ジェリーインザメリーゴーラウンドとかラブマスターXとか花とみつばち、ジェリービーンズ、さくらんといった)ならだいたい読んだことあるんですけどこんなに共感できないのすごいなあと思っている次第です。
一ミクロンも共感できない。すごい。
なんならシゲタもフクちゃんもタカハシも全部まとめて苦手なキャラだ。
女キャラは全員が揃いも揃って痛々しく、「若い女のセックスは自傷行為」という伊藤比呂美の言葉を思い出す。
男キャラ全員は憎まれるために産み出したんじゃないか!?と思うほど憎たらしい。いけ好かないにも程がある!
つうか気に入りのキャラがひとりもいない!
なのに読んじゃう…
それもこれも安野モヨコの絵のせいだよ!! 
私は安野モヨコのざくざくした線で描かれた女の子が好きなんだ!(ざくざくしてるよね?)

という結論になりました。


しかし好きなキャラはいないがシゲタとフクちゃんの関係は好きだ。
印象的なシーンを思い返してみると…シゲタのラブより、シゲタとフクちゃんの絡みのシーンばかりがのこる。
シゲタがフクちゃん家に転がり込んだりフクちゃんがシゲタんちに転がり込んだり、変な服ばっか買って「何に合わせるんだよ!」って洋服コーディネートでフクちゃんに怒られたり、シゲタが「フクちゃんがいたら彼氏がいらない」みたいなこと言ってたり…。
こ、これ、「シゲタとフクちゃんの物語」として読めば…楽しいな、これ。

『銀河鉄道の夜』、カムパネルラの肩について

(ますむらひろしの描く宮沢賢治作品がかわいくって大好き)


10年くらい前になるけれど、私が会社勤めをしていたとき、ひとりの先輩(女子)が退職することになった。
そしてその退職のニュース(小さい会社だったのでニュースになるのだ)に嘆き悲しむ女子がひとり。先輩と同じ部署で働いていた同期であった。
「私先輩の細い肩を後ろからこっそり見るのが好きだったのに!」
と同期は言った、同期のデスクは先輩の斜め後ろに位置していたらしく、同期はPC越しに先輩の肩を盗み見していたようだ。
先輩は、顔立ちは地味なものの長く伸ばしたまっすぐな髪の毛とスレンダーな体型で、野暮ったい事務服を着ていてもすらりとして見えた。おじさんおばさんばかりが働く小さい地味な会社の中、かなりの素敵女子であった、ので、私も「先輩の肩ね…わかるわ」と同時に同期にたいして「おまえはジョバンニか」と思ったのだった。
おまえはジョバンニか。

宮沢賢治銀河鉄道の夜』を読んだことのある人にはおわかり頂けるだろうが、ジョバンニは『銀河鉄道の夜』に出てくる少年だ。
ジョバンニは病気のおっかさんの面倒を見る勤労少年である。ジョバンニには「仲良くなりたい」少年がいる。同じクラスのカムパネルラである。銀河鉄道に乗ったジョバンニは、車内に「見たことのある肩」を見つける。

すぐ前の席に、ぬれたようにまっ黒な上着を着た、せいの高い子供が、窓から頭を出して外を見ているのに気がつきました。そしてそのこどもの肩のあたりが、どうも見たことのあるような気がして、そう思うと、もうどうしても誰だかわかりたくて、たまらなくなりました。


その肩の持ち主は果たしてカムパネルラであるのだけど、「肩のあたりがどうも見たことのあるような気がして」という部分に込められた諸々に私はいつもめまいがするのだった。
肩のあたり、という部分、そこが「ひそかにずっと見つめ続けた結果」として考えられる。
(肩なんて後ろからずっと見つめ続けないとわからないよ!)
よって「肩のあたり」という言葉にはジョバンニの、カムパネルラに対する「慕情」「あこがれ」「思慕」、そのようなものが込められまくっている。もうそれ以上語る言葉はいらない。
ジョバンニよ、きみはそれほどまでにカムパネルラを、と切なくなるのだった。

…というくだりがあって、私は同期が見つめていた先輩の肩のエピソードがなかなか忘れられないでいる。