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よしながふみ「きのう何食べた?」14巻

いや1年経ってる!ま、ええか。

きのう何食べた?(14) (モーニング KC)

きのう何食べた?(14) (モーニング KC)

 

 

きのう何食べた?」の最新刊、14巻を読んでいました。
これおもろいよね。しみじみと思う。

シロさんの上司の大先生とよばれるおばちゃんの「あたしここのが世界で一番好きな豆大福なんですよ…!!」ってコマがベストオブナイスコマ。
背景はベタで顔には影。
危機!って演出だったので、うれしい!ってよりも衝撃!っていうのが笑えた。
そして「世界で一番好きな豆大福」があることの幸せ。
まあ…私はベタだけど京都の出町柳の…ふたばが…好きだな、思い出した、ありがとう。

あとは佳代子さんの孫もう小学生なの!!?ってナチュラルにびびったし、志乃さん夫婦はめっちゃ素敵やし(男性も、子供まだ?プレッシャーはあるよな)、ジルベールのあまのじゃくがみんな(いや…小日向さん、シロさん、ケンジの三人だが)に受け入れてもらえてるとことかが、読んでて嬉しいし楽しい。


人間模様を描いているのに説教くさくない。
とてもいい。(いやメインは料理なんだろうけど)
なんで説教くさくないんだろう…と思っていた。
で、14巻を読んでいてなんとなくわかったことは、
キャラクターが自分の思い込みで行動する→のち、なんらかの形で、あっ、あの行動もしかして間違ってた!?とか、そうか、こういうことだったんだなって気付く、ってパターンが多いような気がする。

なんらかの形、っていうのが、雑誌の記事であったり、妻の話であったり、恋人との会話だったり、する。
「自分で気付く」のが大事。

説教されて気付くのは、精神衛生上、よろしくない。
実生活でも創作物の中でもね。

(この漫画読んで、めっちゃ考えて料理してるやん…おかずめっちゃ作るやん…っていうプレッシャーはあるかもしれない)