入江喜和「たそがれたかこ7巻」恐怖を与えてしまう恋心
- 作者: 入江喜和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/04/13
- メディア: コミック
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と書いた。瞬間的に、気持ちが盛り上がっていただけだと思っていた。しかし、たかこさんの碧海への思いはけっこうガチだった。私はびっくりしてる。
しかしたかこさんはその思いを「気持ち悪いもの」とカテゴライズしているので
、それどころか「気付かれたら恐怖を与えてしまう」と思っているので(まあ、わかるが…)碧海とどうこうはならないだろう。これはたかこさんの心の機微を楽しむ漫画なのだ。たぶん。
不登校で拒食症?になってしまったたかこさんの娘・一花ちゃんが、美しいマキッペ(美馬さんの彼女、劇団員)を見て、ときめいていたのがすごく嬉しかった。一花ちゃんが、変われるきっかけになったらいいなと思った。
美しい人ってすごい。私も元気がなかったとき、金曜ロードショーの「パイレーツオブカリビアン」をボーッと見てたら、キーラ・ナイトレイが美しくて美しくてなんか、「ハッ!!」ってなったのを覚えてる。目が覚めたというか。
気分が沈んでいるときに、元気になれる(は大袈裟だな、気分転換になる、くらいかな)きっかけ、をたくさん知っているといい。
たかこさんは、ナスティインコを聴く、ラジオをきく、美馬さんのお店に行く…
など、増えていってるのが羨ましい。
気分は簡単なことで落ちるけど、対処法をたくさん用意したい。歳をとると、対処法は増やしていけるのかもしれない。
一花ちゃんが学校へ行きはじめたことで、改めて学校の恐ろしさを実感。
学校では、勉強ができて人気者の奴がいちばん偉くて、声がでかいものです。無神経でもそれが正義、学校とは何て恐ろしい…
今考えるとなんであんな奴がえばってたのかわからん、と思うこと多々あり。