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吉田秋生『海街diary7 あの日の青空』ゴミのシーンはただ恐怖

全体的に説教臭くなってる…気がする…。(悪口言ってるみたいで気が引けるが…)

私は、四姉妹の住むあの古い家の食卓の雰囲気がとても好き。
あそこにいると、皆騒がしくて、深刻な話にはならなくて、平和だからだろうか。
食卓に並ぶメニューがいつもおいしそうなのも、平和なかんじ。
特に、すずとチカコンビがふたりきりで家でごはん食べてるのを見るとすごい、ほっとする。
年長のお姉ちゃんふたりがいない、自由な、楽しげなふたりを見るのが好き。
途中でお姉ちゃん帰ってくるんだよね!!

今回は、すずがゴミの中に「よくない何か」を発見してしまって、「せっかくいい1日だったのに」と嫌な気分になり、落ち込んで誰にも相談できずにいるあの流れはやばかった。やばいっていうか、怖かった。
すずの落ち込みぶりからみて、「四姉妹が住む家のゴミの中のよくないもの」ってたら、もう性的なものしかないわけで…
そんなものを、「思春期のすずが発見してしまう」ってのがもう恐怖だった。
あのシーンほんとに怖かった。

誰にも相談できない、と思うすずが、幸お姉ちゃんを見たときなぜか「ほっとしてた」よね?
ゴミの主が、だれかわかってなかったのに、なんでほっとしたんだろうか…
幸だったら、話しても大丈夫かな、もしゴミの主だったとしても、って感じだったのだろうか。
わからないけど、なんとなく、幸はすずにとって「姉」というよりも「母親」のような存在なのかもしれないと思った。

果たしてゴミの主はチカだったわけだけれども、人ごみの中でチカを発見して「ピン!」と来て後をつけるとドンピシャだったすずは相変わらずすごい。

そして私はチカが何を思い悩んでいるのかがわからない。
店長は帰ってくるでしょ…??

また私は、元気なすずと元気なチカがふたりでごはんを食べるシーンが見たいな。