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伊藤悠『シュトヘル12巻』ハラバルが救われないのなら泣くしかない

最初のスドーとヴェロニカの絡みは「!!」であったのだけど、まあ、一番初めの出会いからふたりは「おっ、こいつらお互い憎からず思っておるな」と思わざるを得ない「ええかんじ」だったのでそうそれは必然…運命だったのだよ…。
そうそれで、ヴェロニカは蹂躙されまくっていて、ここにきてなんかつらい。
最初はかわいいかわいい、それはかわいいシスターだったのに、魔女の疑いをかけられ、神父には犯されるわ焼印押されるわ、恋人は焼き殺されるわ、その恋人を焼き殺した祖国をぶっ潰すために、モンゴルに下って(なんか、ヨーロッパからアジアに移動する道中もいろいろ悲惨だったんだろうなとか思う)、チンギスハンの慰みものにされながら密命を受けて人を殺しまくり、そんでそんで、今回は両足首を、ギロチンみたいなのでドンって切断されて…なんか、始めの頃は「なんて怖い女だ」なんて思っていたけどここにきて、ヴェロニカやばい、泣ける。それでヴェロニカ、弱音吐かない。
祖国を焼くため。祖国を、モンゴルに焼いてもらうため、ヴェロニカは生き続けなきゃいけないから。
しかし、もう両足首の下がなくなって歩けないヴェロニカが、、馬車の牢屋みたいなものに乗せられて移動していたのを見てもうだめ。
すごい。ここまでやるか。ヴェロニカの絵面の凄みが、どんどん増してゆく。

それにしても、ほんとうに辛い巻だった…

この漫画は、救われてほしい人ばかりなのに、大体皆死んで行くのでそこがつらい。
私は、この漫画で一番救われないといけないのは、ユルールの兄・ハラバルだと思っていて、ハラバルが救われずにジ・エンドになってしまったら多分発狂する。
だから私、この巻で発狂寸前になった。
どうかどうか!!まだ私はハラバルを見たいんだよう!!


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