ただ読んだ本を記録していくだけのここ

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『シュトヘル』のキャラクターの一人称について気付いたこと

最新刊、震えましたね。私の心の中に家屋があれば倒壊寸前だよ。

で、全然、最新刊の内容の話題ではないのですが、ユルールの一人称が「おれ」で、ひらがなで「おれ」で、すごいいいな、と気付きました。「俺」でも「オレ」でもなく「おれ」。
ユルールの誠実さと強い意思みたいなものが「おれ」から滲み出ているな、と思ったんですけど、いやこの漫画での「おれ」が、ひらがなで統一されているとしたら私が感じたユルールの誠実さ云々、意味ねーじゃん。
と思い当たったので、他のキャラクターの一人称も調べてみたら、ハラバルは「俺」で、スドーは「オレ」だったので、やっぱり使い分けられてる!
と、ひとりで「ブワッ」となった。(ジブリのキャラによくある「毛を逆立てる」みたいな)
ハラバルの「俺」には揺るぎようのない力強さを感じるし、スドーの「オレ」には屈託のない男子の明るさを感じる。
3人とも「おれ」を使っているのに印象が全然、ちがう。

やはり、文字を巡ってのストーリーなので、吹き出しの中の文字にも配慮がなされているのかなと思う。
わかんないけど。

ヴェロニカの「わたくし」もいいな。
これはいい。

※追記
大ハンもユルールと同じ「おれ」でしたね。親子感。似た者同士ということなのか…




最新刊の感想はまた記事にしたい。

しました。
tricolour22.hatenablog.com