いせひでこ ルリユールおじさん
- 作者: いせひでこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/12
- メディア: 単行本
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ルリユールは、製本や装丁のことで、フランス語です。
Eテレの、五分の番組「てれび絵本」はけっこう楽しみにしてる。
この絵本も「てれび絵本」でやってて、あまりにもすてきだったので実際に読んでみた。
なにがすてきやったかって、「絵」だった。
私は、デフォルメされた絵より、写実的な絵の方が好き。
この絵本は、子供に一切媚びることのない水彩画で、人物がアップになることはない。登場人物は、いつもパリの風景のなかに溶け込んでいるか、ルリユールの雑多な仕事場と一体化しているか、のどっちか。主人公の女の子の顔すらうすぼんやりとしていてはっきりしない。
淡々と物語は進んでいく。
大切な植物図鑑がバラバラになってしまったソフィーは、パリの町をまわって、ルリユールおじさんをみつける。
ルリユールおじさんは、素っ気ない感じで、でもソフィーの要望通りに本を修復していく。
子供を、自らの仕事を通してやさしく見つめるルリユールおじさん。
ソフィーは、2度と壊れることのない植物図鑑を手に入れて、やがて植物学者になる…
感情の表現がない文章もよい。すてきな絵本だった。
媚びのない絵本が大好きだ。
平山和子さんの絵本とか。
ただいちごができていく絵本
- 作者: 平山和子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1989/04/15
- メディア: 単行本
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- 作者: 平山英三,平山和子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1992/09/15
- メディア: 単行本
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大好き。
絵が、神がかり的においしそうなのだ。まじで。