ただ読んだ本を記録していくだけのここ

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逢坂みえこ おかあさんとごいっしょ

逢坂みえこはほんとにまじで間違いなく面白いなあ。
向き合いたくない問題に深く切り込んでいくと同時にそれをコメディにしてしまう逢坂みえこ!!

この漫画は、「お母さんのことを少し重荷に思っている娘の話」です。
日々の生活の中でギュウ、と感じる息苦しさ窮屈さの原因が、お母さんにある。お母さんの影が見え隠れする。そんな娘の話。

私は、一見、普通の人に見えて、いや、普通どころか人生うまくいっているように見える人が抱える誰にも言えない闇、悩みを見るのが好き、そういう話が好き。
それでこれはそういう話。読み進めるほどに高まる不穏なざわざわ。それが解放される瞬間がある。それにまたざわざわする!今度は良いざわざわ!

「毒親」という単語をよく目にするようになった最近ですが、私自身は、母に対して「いやだ」と思ったことはただのひとつもなく、(父にはあるが…娘なら一般的かも、といった程度のもの)本当に恵まれていると思う。
私の母は、適度に娘に構い、適度に突き放し、適度に自分の考えを持ち、適度に娘の考えを汲んでくれた。
すごいな、と思う。私も妹も母の事が大好きだ。

まだこの漫画については思うことがあるのでまた記事にしたい。