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松本充代 私に足りないもの ふたたび

私は漫画を読み返す。何回も読む、と、その都度色々発見がある。
また松本充代を読んだ。図書館に返さないといけないし。

短い話がたくさんあるけれど、どれも情緒ややるせなさや切なさや気にくわなさが渦巻いていて、面白い。

いつも一緒にいた親友が、好きな男子の話ばっかりするようになって、めっちゃ寂しがる女の子。男子なんかより、私は須美ちゃん(親友)と一緒にいたいんだよ、私は須美ちゃんが好きなんだよって思う。そして、須美ちゃんの好きな男子は須美ちゃんのことが好きなんだと知って世界は崩壊する。ひとり、とりのこされる。
あー、さみしい、せつない。

二浪の夏をむかえる処女の女の子。ボーイフレンドはいるけれど、迫られると逃げてしまう。逃げても、ボーイフレンドはやさしいまんまで、男には力はかなわないって思いながら、処女の重さを痛感する。
かわいいな。処女って、もてあましますね。

ブルーな彼女たち。

ええ漫画。


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