ただ読んだ本を記録していくだけのここ

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福田里香 藤本由香里 やまだないと 大島弓子にあこがれて 

 

超面白かった。作者の3人が、大島弓子について語り尽くすだけの本なんだけど面白かった。一人の作家についてこんなに語り尽くすことがあるのかってしみじみしたし、私もやっぱり大島弓子に憧れていたんだなっていうことに気付かされた。

一番あーーっ、そうなんだよっ!って思ったのが、「ベルサイユのばら」とか「ガラスの仮面」などの少女漫画は、「みんなのベルサイユのばら」「みんなのガラスの仮面」という意識があるけれども、大島弓子は、「私だけの大島弓子」をみんな持ってる、というやつ。

付箋を貼っておくのを忘れて、どのページに書いてあったかわからないので確認できないけど、(しろよ)多分こんな感じ。

そうそう、そうなの、大島弓子は、私だけの大島弓子があった。

 

それに、大島弓子の生活に憧れるっていうのも、すごく良くわかる。

本のサブタイトルにある「お茶をのんで、散歩をして、修羅場をこえて、猫とくらす」っていう生活。エッセイを読んでいたらわかる。(私は、行ったことないのに吉祥寺に少し詳しくなってしまった。)漫画家の生活って、ちょっと憧れだったりする。

 

大島弓子は、きっと私と見ている世界が全然違うんだろうなあって、それだけははっきりわかる。漫画、特にエッセイ漫画を読んでいると激しくそう思う。

 

ああ、よみつかれた。

が、大島弓子も読み返してみよう。「7月7日に」が読みたいが、実家にあるんだよね…