池辺葵 どぶがわ
池辺葵は初めて読みます。
どぶがわ…
シンプルかつ不穏なタイトル。
「ドブ川」って、カタカナ混じりにすると、不穏度と、ドブ感は増しますね。
山野一のプロレタリア漫画みたいになってしまうね。
ひらがなで正解!
悪臭放つどぶがわをめぐって、
こんなロマンチックな、情緒あふれるストーリーになるってすごいよ。
試しに私んちの近くのどぶがわ見に行ってみたけども、
マジで汚い、淀みきったただのどぶがわで、見ていられないよ!
つーか雰囲気がよすぎ。ふわふわ、ほわほわ。
雰囲気にひたすら酔って、あれ、で、なんの話だったっけ?ってなる漫画でした。
フォアグラを食べてみたくなった。
私はこういった漫画を「雰囲気漫画」と呼んでいる。
私の独断と偏見で雰囲気漫画を選ぶと…
三好銀、西村ツチカ、市川春子、釣巻和、田中相とかそこらへん。
なんかヴィレッジヴァンガードに並べられてて、「上質です」って顔して売られてる漫画、みたいな。
…なんか、なんで私はこんないじわるな文章しか綴れないのか…
嫌いなわけではないのに…