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海街diary8巻、新巻鮭ととうもろこしはそんなに悪いのか問題

この巻、やはりチカちゃんの妊娠騒動がメインで進んだけれども、その進みっぷりは陳腐!陳腐すぎるよ!!だからほっとく!


この巻で私が「???」だったのは、三姉妹のお母さんが、チカちゃんの結婚と妊娠のお祝いに「新巻鮭とトウモロコシ(大量)」を送ってきたことがものすごくおかしい、とされていたことだった。
なんで切り身の鮭にしないの、どうするのこんなに大量に!うちが何人家族だと思ってるの!からはじまり、電話で「きいたわ、おめでとう、体大事にね」と言われただけとか、普通娘が結婚妊娠っていったらすっとんで来るでしょう!とか、もう「お母さんのすること」に対して非難ごうごう、でも、私はお母さんと同じで「なにがいけなかったの?」と思うのだった。
お母さんは再婚して別に暮らしている。たぶん遠方。もう別の家庭があるお母さんに何をそんなに期待しているのか…お母さんが優先しなければならないのは向こうの家庭で、すっとんで来れない事情があったかもしれないし、「娘をおいて出ていった」引け目があるということなので、もう自分がしゃしゃり出る立場じゃないということをわきまえた対応じゃないかとすら思うのだけど…
しかしいちばん怒っていた大叔母さんと幸姉ちゃんは、きっとお母さんが「何をしても気にくわない」んだろうなあ…そんなかんじだ。
お母さんに悪いイメージを持っていないチカの気持ちを汲めば「その対応はなかったんじゃないの」と言いたい気持ちもわかるが、それなら「気のきかない、自分のことばかりを考えている」お母さんに「チカに会いにきてやって」と根回しくらいしてもよかったんじゃないかと思う。お母さんと、対話をしようとしていないのでお母さんに気持ちが通じなくて当たり前だ。「嫌いは好きより早く伝わってしまう」みたいなことを言っていたのはたしかこの漫画…

喫茶店のおっちゃんが出てきたあたりで「な、なんか説教臭くなってきたな…」とざわざわしながら読んでいたんだけど、やはりざわざわは拭えないな…
でも読んじゃうね!
すずちゃんのいい子っぷりは1巻からブレずに健在していてあの子がきちんと育つ場所を作ったお姉ちゃんたちにもやはり幸せになってほしいよね!