私の読書感想文はズレている
最近非常にそう思う。
自分の読書体験を、全然、うまいこと文章にできなくて、始終スベッている感じがする。
自分のためだけに記録してるんだからいいんだけど、やはりワールドワイドに発信しているからには、うまいこと綴りたい欲が出てきてしまって、気になる。
まあ、原因はわかっていて、私は本を、「面」ではなく「点」で読んでいるからだと思う。
ストーリーを追うよりも、このコマが好きとかこのエピソードがむちゃくちゃいいとか、このキャラクターが好きとか、このセリフがいいとか、手の描き方がとか、このキャラクター、アディダスのスタンスミス履いてる!わかってる!とか、このそういう細かなところばかりをみていて、そしてそこばかりに感動し、本質を掴めていないのだと思う。(現に、あらすじを説明するのが無茶苦茶苦手だ。オメガトライブなんて梶くんのことしか語れないくらいのひどさ)
読書メーターを見ていると非常にそう思う。
特にBLなんかは、私が持つ感想はかなり的外れな気がしてならん。
私って正統に楽しめていなくない…?なぜBLを読んでいるんだ…?と問答を始めてしまう。まだこの問答は脳内をさ迷っている。
直近で、「大胆不敵ラブコール」というBLを読んだ。
大胆不敵ラブコール (バーズコミックス リンクスコレクション)
- 作者: 塔サカエ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: コミック
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というわけで、「大胆不敵ラブコール」は好みでした。
で、私がこの漫画の感想を書こうとしたら、「制服」のことについてに終始すると思う。(あらすじ…?は大体表紙のかんじだよ!)
最初は学ランだったメインカップルふたりが、途中で攻の子が転校してブレザーになるのだけど、この学ランからブレザーに変わるという変化が、ものすごい作用を引き起こしていないか!?受の子はもう学ラン似合いすぎててそれはそれでよいとして、攻の子、ブレザーになったとたんに私は彼のキャラクター性というものががっちりと掴めたんだよ!と私はガーガーと力説したいのだけど、これって、あまりストーリーと関係がないのだよね…。
あと、あとがきの作者さんがめちゃくちゃテンション高くて、面白い文章だったのがかなり良かったんだけど、これもむちゃくちゃ小さな情報で、いらないよね…?
読書メーターで、他の人の感想も目を通すのだけど、制服がどうの言ってるの私だけ。あ、ズレてる私、と。ピンポイントすぎる、私。
読書で、どこに目をつければいいのか全然わからん!
けど、もう仕方がないのでズレたまんま、いきます。
これから綿矢りさ、読みます。
ピンポイントでよみます。