ただ読んだ本を記録していくだけのここ

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きのうなに食べた?12巻、ごはんはおいておいて

よしながふみの漫画読んでて思うのは、言葉遣いがとても丁寧だということ。
きちんとした大人が、教養をもって、喋っている、という雰囲気が出ていて心地良い。

シロさんとこの弁護士事務所に新しく来た事務員の山田さん。スカートのチャックがあいているとか、ドアに指をはさんで怪我してしまうとか、抜けているところはあるんだけど、気が利いて、仕事はできる。
彼女が、「どうぞ行ってらして下さい」とか「あら!ご存じありません?」とかさらって言うのが、とてもいい。
志乃さんは最初から言葉遣いが綺麗だし、ほかに佳代子さんも「明日も大勢いらっしゃる予定なの!」とか普通に言っているし、すごい、私そんな言葉遣いしてない…とシュンとなる。

このことに一番最初に気付いたのは「西洋骨董洋菓子店」の小野のセリフ、「いくら短い期間でもあんな接客をしてしまったらその間に訪ねてらしたお客様は二度とこの店には来て下さらないよ」というもの。なんて丁寧なのー!とびっくりした。

よしながふみは、なんとなく、厳しく育てられたのかな…なんて思うのだった。

いやはやでも、志乃さんはすごい。
子供ができる前から、きちんと子供ができたときの想定をして上司に相談するなんて。

佳代子さんに感心していたむかし
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