『シュトヘル』のキャラクターの一人称について気付いたこと
- 作者: 伊藤悠
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/01/12
- メディア: コミック
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で、全然、最新刊の内容の話題ではないのですが、ユルールの一人称が「おれ」で、ひらがなで「おれ」で、すごいいいな、と気付きました。「俺」でも「オレ」でもなく「おれ」。
ユルールの誠実さと強い意思みたいなものが「おれ」から滲み出ているな、と思ったんですけど、いやこの漫画での「おれ」が、ひらがなで統一されているとしたら私が感じたユルールの誠実さ云々、意味ねーじゃん。
と思い当たったので、他のキャラクターの一人称も調べてみたら、ハラバルは「俺」で、スドーは「オレ」だったので、やっぱり使い分けられてる!
と、ひとりで「ブワッ」となった。(ジブリのキャラによくある「毛を逆立てる」みたいな)
ハラバルの「俺」には揺るぎようのない力強さを感じるし、スドーの「オレ」には屈託のない男子の明るさを感じる。
3人とも「おれ」を使っているのに印象が全然、ちがう。
やはり、文字を巡ってのストーリーなので、吹き出しの中の文字にも配慮がなされているのかなと思う。
わかんないけど。
ヴェロニカの「わたくし」もいいな。
これはいい。
※追記
大ハンもユルールと同じ「おれ」でしたね。親子感。似た者同士ということなのか…
最新刊の感想はまた記事にしたい。