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南Q太 グッドナイト2巻

グッドナイト 2 (フィールコミックス)

グッドナイト 2 (フィールコミックス)

うおー、南Q太は読ませるねえ!
ざわめき止まんないよ。
「結婚生活のしんどさ」ってのが重くのしかかる。

今回は晴子の義姉・寿子のエピソードが多かった。
若い頃の寿子は、太りぎみではあるが素直にあははっと笑う顔がかわいい、女の子だった。
プロポーズされて、結婚式をあげて、みんなにおめでとうって言われて、幸せな花嫁になった。
だけど「妊娠出産」に躓いてしまったた。
「姉が妊娠するのにそれから9年かかった」
「大丈夫じゃないわよ死産したのよ9か月でよ」
あわ、あわわわわ…
そーだったのか寿子…
そりゃ弟夫婦の娘をくれっつっても仕方ないわな…
とは思わないけれど、見方が少し変わったのは確かで、
養子のまほを、一転の曇りもなく「自分の子」として育てている、そのブレない姿勢てのはすごいと思った。
1巻では、言動がいちいち腹の立つ「弟夫婦の娘を奪った勘違い小姑」としか見れなかったけど、
「まほの育ての親」として見れば、すごいんじゃないかと。
「産みの親」である晴子には嫌みなとこもあるけど。

晴子も寿子も、若いときはほわほわとしていたのに、今はもう見る影もなし。
なにが原因よ、そら「結婚生活」よ!
晴子は「姑」「娘を勝手に養子に出された怨み」によって。
寿子は「不妊」「死産」「夫の浮気」によって。
そして、いちばんの悪役、姑でさえも、「結婚生活しんどかったんだな」って思わせる描写まで出てきてもうつらい。

そんななかで、晴子の息子、和希が部活の大会できれいに高跳びを跳んでいた。
つらくても、子供は成長するのです。
高跳び(陸上)ってチョイスがなんかもう最高。

あ、あと、若いときの寿子と和雄姉弟のなんか嫌な感じがあったのだけど(和雄が寿子のブラホック留めるとか、一緒に風呂入ってるとか)なんだったんだ。

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