青沼貴子 二十歳は過ぎたけれど
20歳は過ぎたけれど 『ママはぽよぽよザウルスがお好き』リュウ&アン成人編
- 作者: 青沼貴子
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私には娘が一人いるが、まだ幼稚園にも行っていない3歳のこわっぱなので、冒頭の「うちは大人が四人います」という文章が、なんかしみた。しみたっつうか「まだ見ぬ未来」すぎてワクワクした。
ああ、私はまだ知らないことだらけだ。
自分の子供が、大人になる日がくるのだ!どんなよ!どないよ!
そして、私には妹と娘しかいたことがないので、「息子」って存在が未知の世界で、ええーこんなんなんだ!ってドキドキした。
作者の青沼さんは、なんとなくだけど娘よりも息子の方に気持ちがあるなーと感じる。
息子とふたりでお買いものにはしゃぎ、バイキングで、自分が取り損ねたハンバーグを息子が持ってきてくれたことにときめき、息子が運転する車に乗れるとはしゃぎ、「はーい」と返事する息子に、「大きいのに、はーい、だって。かわいい」とときめいたりしている。
息子!こんななのか息子!
というか、青沼さんも、なかなかかわいいのだった。
大人(二十歳すぎ)になっても、子供は子供で、まだまだ見守るべき存在なんだなーと思った。