堀尾省太 刻刻1~4巻
こっこく、とよみます。
久しぶりに、キャーなにこれ不気味!こんなの見たことない!続きどうなんのってどきどきした漫画。
時間を止めることができる一族の話。一族って言っても普通の家族。時間を止める(止界術という)能力を知っているのはじいさんのみ、という適当な家族。
時間が止まった世界でその家族と、止界術を我がものとせん宗教団体の間で繰り広げられる逃亡、殺人、裏切りなどなど。そして止界の謎は解明されてゆく。
私がキャーなにこれ不気味!ってざわめいたのは、時間が止まった世界(止界という)に存在する「神ノ離忍(カヌリニ)」とよばれるもの。1巻の表紙に描かれてあるけれど、めっちゃ気持ち悪い。ごつごつした木のような質感の人間ぽいもので、首はなくて頭にあたる部分は細かい枝みたいなのがブワーって生えていて、こんなん文章で説明しても何も怖くないわ、もう全然だめだわ。ようこんなデザイン思いつくなあ。
そしてすごいのは、「時間が止まった世界」って、誰でも一度は考えたことがあるものを、きちんとシステムや決まりごとを決めて、ひとつの世界として確立しているところ。すごいなあ。おもしろいなあ。「デスノート」を読んだときも同じことを思ったなあ。
特にイケメンキャラや可愛い女の子キャラが出てくるわけでもないのに、なんだか、じいさんはかっこよくみえてくるし、特に止界に閉じ込められた家族を助けるために止界に入った間島さんはかわいく…いや、エロくみえてくる。
超おもしろい。
続きを読まないといけないけどちょっと買うの待とう。