伊藤潤二 魔の断片
私には、「表紙の絵が怖くて触れない本」というのがあって、
それが伊藤潤二の「路地裏」なのだけど、この内容も凄まじく怖くて、
怖すぎて読めない、けれど面白いので本棚には鎮座ましましている、
でも見れないし手に取るのも、ひとりでは怖いので誰か、一緒に本棚まで来て!!
っていうなんと深い存在を示す漫画か。伊藤潤二の漫画ってのは。
よくわからなくなった。
中学1年の時に出会ってから虜、怖いけど滅茶苦茶面白くて、出てくる「美人」が本当に「美人」だ!というのでいつまでも追いかけてしまう伊藤潤二の新刊だ。
怖いっていうより、不気味で気持ちが悪い…というテイストの話が多かった。
家が生き物になってしまうとか、見たこともない内臓とか、顔面がかちこちに凝り固まってしまうとか。
ページをめくって、そこに広がる伊藤潤二の絵のあまりの不気味さに「ギョッ!」とするけれど、触れないほどではない。
「路地裏」のような、猟奇的で絶望的な怖さとは、また違うかんじ…
私が持ってる路地裏はこれだ…
こわすぎる…画像検索して後悔しきりだ!!