カレー沢薫 ブスだけどマカロン作るよ

ありえんほどのかわいい装丁。

ちりばめられた、パステルカラー。

中身は作者の痛い思い出のエッセイ漫画だ！

絵がヘタクソで笑える。

「高校三年間で男子としゃべったのは2回だけです」

うわ、なんという私。

と思ったけど、カレー沢さんはさらに上を行く痛さだった。

完敗だよ！

「教室でいつも一人でいる」って教師が心配して家庭訪問に来る、

眉毛は黒いまんま、朴訥フェースにド金髪を決め込み

ロリータと和柄を組み合わせたファッションにはまる、

メル友で知り合ったモテないオタクと4年付き合う、

などのこの経験は…私には、ない！

アンジェリークにもはまって、ない！

だけど、モテない人生を歩んできたわりになんだかんだで結婚してるとか

あ、これは、ちょっと、私っぽい。

って思った。

あと出身県が同じ。

2歳年上、世代も同じ。

あ、あれ？なんかかなりのシンパシーを覚えてきたぞ。

中途半端なルーズソックスを買うところも、わかるわかる。

あんまり長いのってギャル向けで買えないんだよー。

度量がないんだよー。

私は結局紺ソックスで落ち着いた。

単行本のタイトルになっているので

マカロンも作っていたけど、全然作れていなかった。

笑うしかない。

まずメレンゲ作りでくじけている。

「古来よりブスはメレンゲが作れないものと言われてきた」らしい。

確かに大変だよね、メレンゲって。

ハンドミキサーがなかったら、死んじゃうよね。

結果、全くふくらまない生地…

カントリーマアムのようになっていた。

結論としては、雑に生きてるブスが作っていいもんじゃないってことと、

本当にもてる女はこんなくそめんどくさい物絶対自分で作らない、

ということだ。

あー、わかるわかる、私もマカロン1回作ったことあるけど、

30個ほどできて、成功したのは10個ほどで、

もうなんかいいやって思ったもん。

今月はまだカレー沢さんの新刊が出るけど

バイトのコーメイくんほしいなあ。

今回の本、800円。ちょっと高い、よな。