倉橋由美子 スミヤキストQの冒険
この倉橋由美子もいいよねえ。
これも何回読んだことか。
「どこでもない場所」感がすごくて、
登場人物たちのグロさが、倉橋由美子のえげつない文章からじわじわしみだしていて
最高だね。
今日は冒頭しか読んでいないけど、
「第一、こいつらの顔をみてごらんなさい。これが顔といえるとしての話ですが」そういうと守衛長は大粒の生牡蠣のような唾を吐いた。
この比喩…うげえーーっ!!生牡蠣ーー!!
これから、人間の概念を絶するほど太った院長、
その院長の体剃りをする看護婦のサビヤ、
すんごいワキガでカニみたいな醜悪な同室者、
読んだだけで吐き気をもよおす肉料理などが
ずらずらずらっと出てきて悶絶。